OpenClaw をインストールしたあとの次の関門は多くの場合リモート経路です。ノート PC・CI の踏み台・別の Mac から Vuncloud の M4 クラウドホスト 上の Gateway にどう届けるか、あるいはその逆に APAC のオペレータが北米の Gateway を使うか。Direct(wss) は TLS と WebSocket を一ホップでまとめた最短経路です。SSH トンネル(典型的には -L のローカルポートフォワード)は「パブリック越しの wss」を「まずマシンへ SSH し、ループバックで話す」に置き換えます。本稿では両モードを一枚の意思決定表にし、米東・米西・APACでのフォローアロング上の置き方、M4 16GB 対 24GB、1TB/2TB と並列リソース、launchd 常駐、そして exit 127・Health・Web Chat 系の失敗について FAQ でまとめます。事実は Install、onboard CLI、Remote gateway setup に固定し、前稿のインストール手順は Mac クラウドホスト で OpenClaw をゼロからインストールし SSH/VNC で検収する を参照してください。
検索意図:輸送を選ぶ前に外向き制約を潰す
「SSH 対 wss」と単純対決にしがちですが、より正確には クライアントと Gateway の間のアプリプロトコルは wss のままで、SSH は パブリック経路の代替や リモートのループバックをノートのループバックへ写す役です。下表で事実を揃えてから設定を変えてください。
| 見えていること | 第一候補の原因 | まず試すこと |
|---|---|---|
| 会社 Wi‑Fi で wss ハンドシェイクが落ち、テザリングでは通る | 外向きが WebSocket/TLS を遮る、またはプロキシが証明書を差し替えている | コンプライアンス上の許可リスト、または遮られた区間を迂回する承認済み SSH トンネル |
| 大洋横断の直結はつながるが頻繁に切れる | 高 RTT と中間装置のアイドルタイムアウト、または単一ホストの CPU/IO 飽和 | Gateway のリージョンをオペレータに寄せる、並列で役割分割、公式の Gateway ログ指針に従う |
| launchd だけ失敗し、対話的 SSH は問題ない | シェル初期化と PATH が異なる(exit 127 の典型) | plist に絶対パス、単一インストール接頭辞、launchctl の環境を print する |
| ブラウザの Web Chat だけ壊れ CLI は動く | mixed content、拡張機能、ブラウザのオリジン違い | wss URL・証明書・リバースプロキシの Upgrade を行ごとに揃える |
SSH トンネルと Direct(wss):比較と境界
ここでは Direct を公式のリモート onboard で wss:// に届ける経路とし、SSH トンネルを ssh -L(または同等)でリモートポートを localhost に写してから接続するパターンとします。ポート例は CLI ドキュメントのよくある形です。実際の Gateway 設定に置き換えてください。
| 観点 | Direct(wss) | SSH トンネル(-L) |
|---|---|---|
| ホップ数 | 少ない:TLS が Gateway または終端まで直結 | SSH が上に乗る。ノートからリージョン横断 wss が届かないときの迂回になり得る |
| 運用の認知負荷 | 証明書・DNS・トークンと公式 doctor が正典 | トンネルの生存監視とローカルポートのズレも見る |
| セキュリティとコンプライアンス | エンタープライズ TLS と鍵ローテの基線に従う | SSH にも MFA・踏み台・監査が要る。両端で平文を積まない |
| 典型の適合 | 外向きが許し、待ち受けアドレスと証明書が揃っている | 一時トリアージ、リージョン横断 DNS が煩雑、ポリシーが SSH のみ、など |
Direct(wss):最小コマンドとドキュメントアンカー
公式のリモートモード例は onboard にあります。
openclaw onboard --mode remote --remote-url wss://gateway-host:18789
平文の ws:// と OPENCLAW_ALLOW_INSECURE_PRIVATE_WS は文書化された脅威モデル下のブレイクグラスのみです。本番のデフォルトは上流のセキュリティ既定に従ってください。
SSH トンネル:リモート Gateway をローカルループバックへ
Gateway がリモートの 127.0.0.1 のみで待ち受け、ノートからローカルサービスのように扱いたいときの典型パターンです(ポートは実値に置換)。
# ノート:リモート 127.0.0.1:18789 をローカル 18789 に写す
ssh -N -L 18789:127.0.0.1:18789 user@vuncloud-remote-host
その後 remote-url を wss://127.0.0.1:18789 またはドキュメントの形に合わせます。TLS が SSH の外で終端する場合も、公式の証明書検証に従い、「自己署名+検証の全面無効化」のような監査不能な組み合わせは避けてください。
米東・米西・APAC:Gateway とオペレータの一枚図
リージョンのニュアンスは Mac クラウドホスト のリージョンとレンタル判断 と Mac クラウドホスト の CI/CD にも出てきます。OpenClaw で一行にまとめると、wss の RTT と損失はツール往復で増幅されるということです。大洋横断でも、高頻度のインタラクションは人の近くに、バッチや外向きチャネルはリポジトリと API の近くに寄せると誤診が減ります。
M4 16GB 対 24GB、1TB/2TB、並列分割:リンクが「不安定」に見えるとき
メモリとディスクは wss プロトコルそのものは変えませんが、スワップの churn・ルートボリューム満杯・多ジョブ競合をネット障害と取り違えやすくします。経験則として、常駐 Gateway にブラウザツールと並列索引が乗るなら尾部遅延抑制に 24GB が有利、1TB/2TB はログ・キャッシュ・複数ツールチェーンの余白を確保します。並列インスタンスは役割を分け単一ホストの競合を下げ、CPU 飢餓による Health の偽陽性も減らします。
| トポロジ | どの「偽リンク」問題に効くか | コスト |
|---|---|---|
| 単一ホスト Direct wss | 経路は最も単純、トリアージ面が最小 | ビルドスパイクが Gateway I/O と競合し得る |
| 二ノード並列:A Gateway / B 重いジョブ | キューと Health が滑らかになりやすい | トークン・キャッシュルート・証明書をランブックに残す必要がある |
| ノートから北米 Gateway へ SSH トンネル | 外向きが SSH のみ許可されるとき | トンネルが死ぶとすべて止まる。autossh・systemd・ターミナルセッションを監視する |
daemon の永続化(launchd)と「SSH だけ動く」ギャップ
公式パスには openclaw onboard --install-daemon と gateway install の launchd / LaunchAgent 指針があります。検収のチェックリスト:
- 再起動直後に
openclaw gateway statusを実行する。手動起動の記憶に頼らない。 - launchd と対話シェルで同じ Node/OpenClaw の絶対パス、または公式の単一接頭辞インストールを使い exit 127 を避ける。
- 公式の macOS ログ指針に沿ってログディレクトリとワークスペースの権限を確認する。
FAQ:exit 127、Health、Web Chat、およびトンネル/wss の横断トリアージ
各項目は 症状 → 素早い読み → 対処。本文の FAQPage JSON-LD と対応します。
- launchd や cron で exit 127 → PATH に
openclaw/ Node がない → plist に絶対パス。対話 SSH のwhich openclawと比較。 - 子プロセスのスクリプトだけ 127 → shebang か環境 →
/usr/bin/env nodeを明示するかインタプリタパスを修正。 - doctor / Health が Gateway 不良だがトンネルが落ちている →
remote-urlが 127.0.0.1 のまま → status の前に SSH-Lを起動。 - Web Chat が接続できない → ホスト違い / mixed content / 拡張機能 → DevTools の WebSocket を確認し、ブロッカー無効で再試行。
- 直結で間欠的 401/403 やトークン不一致 → 設定の複数ソース → 一つのファイルと一つの環境源に収束。
- エンタープライズ TLS MITM → OS がカスタムルートを信頼しない → ポリシーに従ってインポートするか文書化された終端パターンを使う。
ws://、証明書検証の無効化、ブレイクグラス用の環境変数は、明示的な脅威モデルと変更チケット下にのみ。デフォルトは公式のセキュリティ既定に従ってください。
締めと関連読み
推奨順:リージョンと Gateway の置き場を決める → Direct か SSH ラッパーかを選ぶ → daemon と PATH を揃える → doctor/status でベースライン → 16/24GB・ディスク・並列分割を調整する。料金とリージョン:https://vuncloud.com/ja/mac-mini-rentaru.html。セルフサーブ:https://vuncloud.com/ja/help-center.html。